
第3グループ
太田 祐介
北海道江別市出身
就職活動中のエピソード
就職活動のスタートは4年生にあがる直前で、比較的遅い方だったと思います。高校時代から音楽活動をしていてプロになりたいという夢がありました。就職活動を始めると、音楽活動をあきらめるという事になると思っていましたので、もギリギリまで音楽の道に進むか就職するか揺らいでいました。
就職する業界は最初からIT業界に絞っていました。そもそも室蘭工業大学に進んだのも、高校時代に受けた情報系の授業が楽しくて、音楽の道に進めなければSEになりたいと思っていたからです。
合同企業説明会には2回ほど参加して、ある程度企業を絞り込みました。そのうちの1社が北海道キューブシステムでした。理由は、当社の経営理念である「総員営業主義」に惹かれたことです。SEになりたいという希望はありましたが、単なるプログラマになりたかったわけではなく、人とコミュニケーションを取れる仕事をしたいと思っていましたので、希望にマッチしていました。
新卒として入社
就職活動中にも人事担当者や先輩社員の対応が良く好印象を持っていましたが、入社後もトレーナーとしてついていただいた方や配属先の上司など、みなさん良い方ばかりでした。入社以来、人間関係やコミュニケーションで悩んだことはありません。
入社後に感じたギャップというほどではないのですが、客先常駐という就業形態があるのを知らなかったので、最初の配属が客先常駐だったのでちょっと驚きました。単純にわたしの業界研究不足でしたが……。
エンジニアとしての成長
様々なプロジェクトを通じて新しい技術を習得しながら、2年目半ばにはSEとしてある程度自信がつきました。それは決して知識やスキルが完全に身についたというわけではなく、わからなければ調べる、わかる人に聞くという、エンジニアとしての行動が身につき、作業を止めることなく進めることができるようになったという意味です。
現在も入社後すぐに担当したクライアント様のプロジェクトを担当しています。当時は客先でないとできない業務だったので常駐でしたが、新規のプロジェクトは社内でできる案件でしたので、現在は本社で勤務しています。その新規プロジェクトでリーダーを担っています。
ビジネスパーソンとして
入社してから現在まで毎年毎年意識の変化があり、それに応じて目標も変わってきています。最初は自分のことがちゃんとできるように、2年目からは周りに目を向ける、3年目は後輩に教える、というように毎年視野が広がっていると思います。そういった意味ではエンジニアとしての目標はある程度達成できていると思いますが、ビジネスパーソンとしてはまだまだだと感じています。総員営業主義という理念のなかで、売上・利益の部分をサポートなしに自分主体で動かせるようになり、会社経営や組織作りをリーディングしていけるようになったら一人前だと考えています。そこまで考えられるのは当社ならではだと思います。
仕事の難しさ
プロジェクトリーダーという視点で言うと、クライアント様とのコミュニケーションはやはり難しいです。クライアント様には要望や立場があり、開発する側には開発側の考え方があります。それをどのように落とし込むか、どのようにすれば最良のシステムになるか。すべてはクライアント様とのコミュニケーションだと思っています。私は最近ようやくそのコツというかニュアンスがわかってきましたが、それを後輩に伝えていくのがまた難しいです。言葉や行動ではなく感覚的なものなので、どのように伝えれば理解してもらえるか考えています。
印象に残っている仕事
ちょうどいま手がけているプロジェクトで、スタート時はそのシステムに関する技術や知識を持っているエンジニアが当社にもクライアント様にもおらず、まったくのゼロベースからシステムを作らなければならないものでした。いろいろ調べ、悩み、試行錯誤しながら本当に大変でしたがなんとか完成し、クライアント様に喜んでいただき、ユーザー様からも高い評価を得られました。とても大変でしたが、いちばん評価をいただけた仕事です。
仲間たちについて
仕事はグループ単位で進めますので他グループの方と交流することはほとんどありませんが、当社の場合はプライベートな部分での交流は多いと思います。部活動や飲み会なども活発に行われており、皆さん積極的に参加されています。そこで普段仕事で関わらない方ともコミュニケーションがとれています。
個人的には、同期入社の存在も大きいです。新人時代の不安な気持ちや悩みを共有した仲間たちですから、現在でも年数回は集まって交流しています。他の同僚と話すのとはまた違った感覚ですね。半分同僚、半分友だちみたいな感じです。
今後の目標
いまはプロジェクトリーダーとしてプロジェクトを統括する立場ですが、将来的にはグループや部全体を管理できるようになることが目標です。そのために企業目線で進めていくスキル、例えば企業としての売上目標があれば、それを達成するためにグループとして何をしなければならないのか、部としてこういう取り組みをしていこうという動きを自分主体で進められるようなスキルを身につけたいと思います。
就職活動中の皆さんへのメッセージ
就職活動で企業を選ぶとき、職種や待遇、勤務地などいろいろ条件があると思いますが、まずは「企業風土」というものを見極めてほしいと思います。皆さんまず自分が「どういう環境で働きたいのか」を考えてみてください。どんなに希望条件に合っている企業でも、企業風土が合わなければ歪みが出てしまいます。「楽しい会社で働きたい」、「色々な仕事にチャレンジできる環境がいい」、そんな漠然としたイメージでもかまいません。自分が働きたい環境をまず考えて、その上で条件に合う会社を探した方が、本当に自分に合う会社が見つけられると思います。